2023年度(第47回)産業遺産学会総会報告

 2023年6月3日(土)、名古屋産業大学を会場に「2023年度(第47回)産業遺産学会総会」を行いました。大雨のため東海道新幹線をはじめとする公共交通機関に運休が発生しましたために対面参加者22名、リモート参加者は7名でした。また総会資料とともにお送りした返信ハガキは期日までに63名、期限後に16名がご返送くださいました。

 第1号議案:2022年度事業報告(2022年4月~2023年3月)
 第2号議案:2022年度収支決算報告および会計監査報告(2022年4月~2023年3月)
 第3号議案:2023度事業計画案(2023年4月~2024年3月)
 第4号議案:2023年度予算案(2023年4月~2024年3月)
 第5号議案:規定案

■議案に対する賛否

議案 ハガキ(期限内) ハガキ(期限外) 会場 オンライン
無記入 拍手による採決
第1号 61 1 1 16 0 22 7
第2号 62 0 1 16 0 22 7
第3号 62 0 1 15 1 22 7
第4号 62 0 1 16 0 22 7
第5号 62 1 1 16 0 22 7

■オンライン参加者からの異議

第3号議案「投稿規定」の「二重投稿は認めない」に対して
  1. 各分野で「二重投稿」、“既発表原稿”の理解に差があり、本学会の多様性に照らして、柔軟に認めても良いのでないか。
  2. 学会に出したものでも、例えば博士論文にまとめる場合、ブラッシュアップは認められるのではないか、その意味で最終稿でなくともよいのではないか
異議への対応

 議長は本件を「投稿規定」第9条の削除、ならびに再検討を提案する「動議」と理解し、会場とオンラインの参加者に賛同者を募りましが、異議に賛同する意見は出されませんでした。したがって慣例に倣い「動議」としては不成立としました。念のため全参加者に再度意見を求めたところ、「「投稿規定・執筆要領」についても聖域化せず、意見を募ってほしい」というご意見が出されたので、「どのような意見もありがたく拝聴する」とお答えしました。

■決議

 総会資料と返信ハガキは214名に送りました。そのうちの78名が返信ハガキで賛否のご意思を表明くださり、1名は無記名でした。総会会場には22名がご参加くださり、リモート参加くださった会員は7名でした。総会会場ではオンライン参加者を含め、拍手により可決しました。なお、オンラインで異議を表明くださった会員は返信ハガキで賛否をお伝えくださっています。また、返信ハガキに「無記入、無記名、未提出の場合は会長一任とします」と明記しておりますので、「産業遺産学会規約」第26条第2項に則りすべての議案が可決されました。

2023年6月22日

会長  横山 悦生