年頭所感

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 1977年に創立した本学会は今年で42周年を迎えます。近年は世界遺産、日本遺産等々、様々なところに遺産の名が使われ、未来につながる遺産として使われるようになっています。元祖遺産(産業遺産)を調査研究してきた本学会としては打って出るチャンスともいえましょう。そのためにもこれまで以上に学会活動の「見える化」が必要に思います。会員向けに適宜、敏速な情報発信(メールアドレスの整備)、学会評議員をはじめとする会員の積極的活動の推進(見学会、調査、研究、保存、活用など)、そして地域にある「推薦産業遺産」を大幅に増やす取り組みも「見える化」の一つになりましょう。今がチャンスと捉えて会員の皆様の積極的活動をご期待するところです。
 こうした積極的活動では会員相互の情報共有も欠かせない要件になっています。年頭からお願いになってしまいますが、会員メールアドレスの整備を進めているところですので、会員の皆様からのご連絡をお待ち申し上げています。

2019年1月 産業考古学会会長 天野武弘