2020年度全国大会(倉敷市)中止のご報告
会長 天野武弘
会員の皆様におかれましては、平素より学会活動にご理解とご協力をいただいており、厚く御礼申し上げます。また、甚大な豪雨災害に遭遇された会員の皆様に対し、衷心よりお見舞いを申し上げます。
新聞などで報道されておりますように、7月以降、再び新型コロナウィルスの感染が進行し、東京から神奈川、千葉、埼玉の周辺3県に、さらに地方へと拡大しつつあります。このような状況の下、11月に予定しておりました2020年度全国大会(倉敷市)の開催を中止する決断をいたしました。岡山県での感染症拡大は首都圏に比して穏当とはいえ、高齢の会員が少なくない学会の事情や、観光地・倉敷市への公共交通機関による移動時の不安が拭えないこと、また他学会の動向なども検討し、中止の決断に至りました。
事後の策として、2020年度総会(吹田市)および全国大会(倉敷市)で予定しておりました基調講演、研究発表につきましては、参加申込みを頂いた方に予稿集をお送りするとともに、発表者には証明書を発行して研究実績を認証いたします。また、2020年度総会から持ち越しとなった推薦産業遺産、功労者・保存功労者表彰、セルロイド産業文化基金受賞者については、今後、ニューズレター等で簡単にご報告させていただきます。
経験したことのない緊急かつ特殊な事情により、5月の総会に続き、11月の全国大会も中止に追い込まれるという異例の事態になりました。このような事情をご賢察の上、全国大会中止の件、何卒、格別のご理解を頂きますようお願い申し上げます。
今後とも学会の運営等につきまして格別のご配慮を賜りますようお願いいたします。末筆ながら、皆様のご健康をお祈り申し上げますとともに、豪雨災害に被災された地域の一日でも早い復興をお祈りいたします。
会員の皆様には、日頃から学会活動にご理解とご協力をいただいていますことに、まずは御礼を申し上げます。また新型コロナウィルス禍の事態に際し、お見舞いを申し上げます