神戸電鉄「旧101号車」の保存・復元支援クラウドファンディングを募集致します!

1.本活動の概要と趣旨

 神戸電鉄(以下、神鉄)の開業翌年(1929年)に製造され、鈴蘭台車両工場に現存する構内入換車(旧デ101形101号車、以下「旧101号車」)について、みなさまからのご支援により貴重な産業遺産として後世への継承をめざすものです。

【参考】デ101形

 前身の神戸有馬電気鉄道が三田線を延伸した1929年1月に10両製造されました。前年製造のデ1形と比較して、車体が200mm延伸し、台車は板台枠からイコライザー式D-16形に変更され、戦前から戦後にかけて神鉄の成長期を支えてきた車両です。
 高性能車の増備に伴い、1971年に全車が営業用から引退しましたが、トップナンバー101号車は解体を免れ、鈴蘭台車両工場の構内入換車として活躍しました。1983年に更新修繕により現在の姿となり、2016年にその任を後進に譲りましたが自走可能で、全国でも貴重な存在です。


2.旧101号車への保存・復元支援の狙い

 恒久的な車両保存は保有鉄道会社に要望するだけでは実現し得ないと考えます。同車の歴史的価値を尊重する有志が保有鉄道会社とともに協働することが、中長期的に地域や自治体も含めた安定した保存活動に結びつくものと確信しております。


3.今回の支援内容

 支援グループ「デ101まもり隊」が本活動を主催し、企業・自治体等と連携した広報・サポート、恒久的活動に不可欠な情報の蓄積・提供を行ないますとともに、Makuakeでご支援を募集いたします。リンク先のプロジェクトページを是非ご覧いただきましたら幸甚です。

(1) 初年度 (2019年度) の支援

 ・活動目標 傷みの進んだ「旧101号車」補修費用のご支援をMakuakeの募集サイトによりお願い申し上げます。神鉄の2020年度年間工事計画のなかで修繕していただく予定です。
 ・実施時期予定 2019年9月27日(金)~11月28日(木)の18時まで (63日間)
 ・募集目標金額    第一目標 1,500,000円
            第二目標 3,900,000円
            第三目標 5,250,000円

(2)次年度(2020年度以降)の支援

・活動目標
 ・クラウディングファンドの複数年度実施 毎年定期的に補修を重ね、10年後に「開業101年目の101号車」となるよう、現役活躍時の姿への復元を徐々に進めます。
 ・後継者育成とノウハウ伝承 中長期的に活動を継続し、後継者育成とノウハウ伝承も行ないます。


4.本件の連絡先(外部ページ)

「デ101まもり隊」公式Facebookページ
 https://www.facebook.com/de101support/
「神戸の急坂で活躍した 神戸電鉄旧101号車復元プロジェクト」募集サイト
 https://www.makuake.com/project/de101support/