特任理事就任について
2025年7月15日
会長 清水憲一
研究発表会・全国大会・50周年記念事業など企画理事1人の負担が過重になっている現状から、理事会は、規約にある「特任理事」(会長任命)(任期は50周年記念事業終了まで)を任命することを決議し、阪東峻一氏に承諾をいただき、7月15日付で任命しました。
就任のごあいさつ
阪東峻一
このたび、理事の皆様からのご推挙をいただき、50周年記念事業・特任理事の重責を務めさせていただくことになりました。
日本経済史を専攻する私は2019年に旧産業考古学会に入会して、その後、見学会に参加したり、2022年にはセルロイド産業文化基金の研究助成をいただきました。これまで多くの先輩方に支えられ、研究発表を重ねることができました。
旧産業遺産学会は1977年に、早稲田大学の小松芳喬教授(1906~2000)らにより設立され、設立総会は早稲田大学・大隈講堂で開催されました。私は現在、早稲田大学に在籍しており、記念すべき節目の事業に際して、このような自分を特任理事にご推挙いただいたことは、驚きであると同時に、責務の重さに身が引き締まる思いです。
イギリス経済史を専門にした小松先生は、留学先のイギリスで産業遺産に出会い、日本にもそうした学会を作りたいと考えるようになったそうです。先日、私は大学中央図書館の地下書庫に行きました。小松先生が図書館に蔵書を寄贈された「艸翁(そうおう)文庫」があります。
約8000冊のコレクションの中には、1964年にイギリスで刊行された世界最初の産業遺産の専門誌『The journal of industrial archaeology』などの産業遺産研究草創期の貴重な書籍がたくさんありました。設立の理念と小松先生の意志をしっかりと受け継いでいかねばと気持ちを新たにした次第です。
微力ではございますが、歴史と伝統のある産業遺産学会のより一層の発展に向けて努めて参ります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

