学会創立50周年事業への取り組みについて

会長 清水 憲一

 産業遺産学会は来る2027年2月12日、創立50年を迎えます。この慶事に向け、本年度総会において承認をいただいた後、6月9日の理事会でつぎのように、行事計画を具体化しました。これらのうち、全国(都道府県別)産業遺産リスト(簡易版)の作成などは、評議員をはじめ会員のみなさまの力をお借りしながら進めていきます。
 事務局より直接に個別のご依頼もありえます。ご協力のほどを、なにとぞよろしくお願いいたします。

学会創立50周年事業(案)

  1. 学会誌および研究発表会予稿集の目次総索引の作成
  2. 50年史『産業遺産学会の50年』(仮称)の編集
  3. 学会と研究動向がわかる学会誌掲載論文(資料編)の作成
  4. 古くからの会員に、「回顧」の寄稿を依頼する。
  5. 全国(都道府県別)産業遺産リスト(簡易版)の作成
  6. 産業遺産文献リストの作成
  7. 創立50周年祝賀会の開催(2027年2月17日)

実行委員会

  • 委員長:会長
  • 委 員:理事会
  • 事務局:総務理事および企画理事

『50年史』スケジュール

  • 2025年度全国大会 中間報告
  • 2026年度総会   第1次原稿の発表(実行委員会原案)・議論
  • 2026年12月    最終原稿の取りまとめ
  • 2027年2月17日  記念式典で刊行・配布

*出版方法、型版、執筆要綱などは今後検討する。

「産業遺産リスト」議論を要する事項
  1. 産業分類(項目、カテゴリー)
    例えば三井三池炭坑の場合、宮原坑、万田坑、三池港等を総合して取り扱うか、あるいは単独の遺産として取り扱うか
  2. 無形遺産の取り扱い
  3. 戦争遺産、軍事遺産、原子力関係遺産等の取り扱い

*リストの仕様、とくに取り上げる項目については、実行委員会でたたき台を検討し、全国大会での報告・議論の後に、具体的な作業に取り組む。

以 上