第5回産業遺産学会セルロイド産業文化基金の公募について 企画理事
1 趣旨
産業は、生活をいとなむためのさまざまな生業を指し、その数だけ産業遺産が存在するともいえますが、保存が実現するものは決して多いとは言えません。近年は、産業遺産を有する地域に住む人々がこれを地域の誇りとなるものと認め、管理者の理解を得てその調査、及び普及啓発に努め、産業遺産の保存を実現させる事例が認められます。
第5回は、調査から保存、活用に至る好循環を生み、各地の産業遺産の保存と活用の基盤づくりとなる活動への助成を目的とし、従来の研究助成と隔年で公募することとします。
2 名称
産業遺産学会セルロイド産業文化基金(第5回)
3 提供
セルロイド産業文化研究会
4 助成対象
有形産業遺産の保存、修復、活用に係る活動を助成します。現地調査、動画やVRの制作、調査をもとにした保存、修復、復元、及びそれらを活用した地域振興に係る事業を想定しています。
5 活動期間
2025年9月1日から2027年9月1日まで
6 助成内容
セルロイド産業遺産保存活用活動助成
- 1件20万円とし、3件まで助成します。
- 産業遺産学会員、あるいは関連学会員(※)、及び本学会員が所属する活動団体
- 活動期間終了時は総会・全国大会研究発表会で発表していただきます。その予稿集への投稿に際しては、必ずしも本会の投稿規定・執筆要綱への準拠は必要としません。
- 学会誌あるいはニューズレターへの投稿は任意とします。
7 募集期間
2025年7月1日から2025年7月31日まで
8 応募方法
本ページに掲載の「応募票」を使用し、必要事項を記入してつぎのアドレスに送信してください。
応募票
応募アドレス
celluloid-fundAsangyo-isan.net(送信の際はAをアットマークに変えて下さい)
9 採択結果の発表
2025年8月末日までに申請者におしらせします。
10 助成金の振り込み
2025年9月末日までに指定口座に振込みます。
11 選考委員
時里奉明、中山嘉彦、藤本雅之、鈴木敬二
12 その他
- 関連学会の会員も応募いただけます。応募票に所属学会名を明記してください。
- 本会員が所属する活動団体にも応募いただけます。
- 助成件数および助成額は審査の上決定します。
- 助成金からアルバイト代、飲食費、謝礼を支出することはできません。
- 報告書には収支報告の記載を求めますが、公開はしません。
- 当該活動で得られた成果を発表するときは「産業遺産学会セルロイド産業文化基金」の助成を受けた旨を明記してください。
- ご不明の点は応募アドレスにご照会ください。
※ 関連学会
北海道産業考古学会、北東北産業技術遺産学会、両毛産業遺産研究会、信州産業考古学会、東京産業遺産学会、岐阜産業遺産調査研究会、産業考古学会北陸支部、中部産業遺産研究会、近畿産業考古学会、九州産業遺産研究会、熊本産業遺産研究会、長崎近代化遺産研究会
本件に関するお問い合わせ
産業遺産学会 企画担当理事
celluloid-fundAsangyo-isan.net(送信の際はAをアットマークに変えて下さい)