高輪築堤保存要望書を提出しました。

会長 天野武弘

JR高輪ゲートウェイ駅周辺で進められている「品川開発プロジェクト」の工事現場から、1872(明治5)年に開業した日本発の鉄道・新橋~横浜間の築堤が発見されました。
発掘された130mにおよぶ築堤は、日本の土木技術とイギリスの鉄道技術が造りあげた、鉄道のみならず日本の近代化第一号となった、明治時代を象徴する産業遺産であり土木遺産で、海中に築かれた築堤は、著名な絵師たちの錦絵の舞台にもなりました。
産業遺産学会はこの貴重な遺産の保存・公開を求める要望書を、2020年12月22日から24日にかけて提出しました。

[提出先]
・東日本旅客鉄道株式会社 代表取締役社長 深澤祐二様(要望書(takanawa.pdf pdfファイル))
・文化庁長官 宮田亮平様
・東京都知事 小池百合子様
・東京都教育委員会 教育長 藤田裕司様
・港区長 武井雅昭様
・港区教育長 浦田幹男様