2022年度推薦産業遺産の認定について
2022年3月7日 会長 横山悦生
2022年度推薦産業遺産として、下記4件を認定いたします
第121号「芳谷炭坑浄水場跡」(佐賀県)
明治末期における産業用途の現存浄水場遺構(煉瓦造)としては、国内最大級である点を高く評価し、産業遺産学会推薦産業遺産に認定する。
第122号「芳谷炭坑第3坑跡」(佐賀県)
明治後期から大正年間にかけて、佐賀県下最大の出炭量を誇った芳谷炭坑跡に残る唯一の坑口で、保存状態もよい点を高く評価し産業遺産学会推薦産業遺産に認定する。
第123号「持倉鉱山からみ煉瓦遺構」(新潟県)
銅鉱滓によるからみ煉瓦建造物は日本各地に見られるが、小規模なものが多い。この点、持倉鉱山は大規模であり、からみ煉瓦建造物を代表するものであることを高く評価し、産業遺産学会推薦産業遺産に認定する。
第124号「足尾銅山本山動力所コンプレッサーおよび復原建屋」(栃木県)
西洋の採鉱技術が日本に伝わり、機械掘りが主流になっていく時代の幕開けを示す貴重な遺産であるとともに、建屋復原の経緯を高く評価し、産業遺産学会推薦産業遺産に認定する。
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