推薦産業遺産・功労者表彰

 産業遺産は人間の多面的な活動の歴史を構成する重要な史料の一つで、世界各国においてその調査・研究と保存活動が進められています。しかし一般には、まだ文化財としての認識も浅く、多くの価値ある産業遺産が十分な検討を経ないまま失われていきます。
 産業遺産学会(旧称:産業考古学会)は、その状況を憂慮し、微力ながら日本の産業遺産の保存・活用に資する方策として、次のような二つの顕彰制度を設けています。

産業遺産学会推薦産業遺産

 「保存を必要とする重要な産業遺産のうち、国あるいは地方自治体による文化財指定を受けていないもの」について、産業遺産学会が独自に選定・推薦を行って発表します。

功労者表彰

 産業遺産学会では、産業考古学の普及・向上、学会の発展に功績のあった方、また重要な産業遺産の調査・保存に功労のあった方(いずれも個人または団体)を表彰しています。

推薦産業遺産と功労者表彰候補募集

 『産業遺産学会推薦産業遺産』と『功労者表彰』の候補を、毎年会員の皆様より募集しております。詳細は上記リンクのページからご覧ください。


写真:昭和時代に製造された水島臨海鉄道の車両
写真提供:水島臨海鉄道株式会社様