シンポジウム「文明開化の鉄の路」
-わが国最初の鉄道路線と高輪築堤問題を考える-のご案内
一昨年の暮れ、東京新聞の報道で明るみに出た高輪築堤、その後、高輪築堤はどのようになったのでしょうか?
シンポでは、その後の経緯と現状について報告するとともに、高輪築堤だけでなく、わが国最初の鉄道路線である新橋~横浜駅間の現地踏査の成果についても報告します。
現地踏査の成果には、読み取れる当時の地形や残された遺跡、新発見の遺構など、また文献調査などからもあらたな事実が浮かび上がってきました。
これらの報告を通して、あらためて高輪築堤やわが国最初の鉄道路線の意義や価値、そして利活用についても、みなさまと考えたいと思います。
日 時
2023年1月14日(土) 13:00~17:00
場 所
物流博物館
〒108-0074 東京都港区高輪4丁目7-15
報告テーマと報告者
1.東海林次男(「高輪築堤の全面保存を求める会」共同代表)
「覗き見た高輪築堤」
2.伊東孝(産業遺産情報センター研究主幹)
高輪築堤の「発見」と保存運動
3.中山嘉彦(大阪学院大学教授)
鉄道技術から見た高輪築堤
-信号機・台座・建立位置を巡って、高輪築堤の興味をめぐる-
4.秋葉健(産業遺産学会理事)
わが国初の立体交差橋
-東-八ツ山橋、西-青木橋に着目して-
5.山田俊明(元東京都立高校教諭)
東アジア最初の鉄道としての高輪築堤
-日本の意思で建設した日本鉄道史における高輪築堤の意義-
6.松浦利隆(元群馬県立女子大学教授)
海上を走る鉄道、海上築堤を巡って
-北アイルランドとインドの事例を基に-
7.秋葉健・伊東孝
今に生きる「鉄の道」の遺産
-新橋・桜木町間の鉄道遺構+The High Line in NYCを訪ねて-
8.パネルディスカッション
参加方法と申込先
参加方法は、「a.対面参加」と「b.ズーム参加」の二通りあります、下記URLよりお申し込みください。
https://forms.gle/ZuDVyfrQtQ1Jaoib9
対面参加の参加費は1000円(入館料・資料代含む)で、参加人数はコロナの関係で15名に制限しています。
ズーム参加の方の参加費は無料で、資料とZoomの接続情報をメールでお送りします。
主催
高輪築堤を考える会(産業遺産学会高輪築堤研究会WG)・東京産業遺産学会
問い合わせ先
本シンポジウムの質問などについては、以下の電話で対応します。
090-4832-1580(伊東)
本シンポジウムは、大成建設自然・歴史環境基金の助成金を利用しています。