第7回群馬学センター萩原文庫フォーラム「近代化遺産総合調査の30年」

趣旨
 萩原進氏は戦後の群馬県の近代史研究の先鞭を付けたことで知られるが、氏が県文化財保護審議会長を勤めた1990(平成2)年から群馬県は近代化遺産の総合調査を開始し、近代の文化財の調査と保護にも新しい道筋が付けられることとなった。
 この調査は、文化庁の主導による近代の文化財に関する初の全国的総合調査であり、近代文化財の保護と活用の実質的なスタートであった。調査は平成の30年余を費やして全国で実施され、昨年の東京都の調査の終了をもって遂に完結した。
 そこでこの節目にあたり、各地において調査や活用に直接関わった現場の担当者にその概要と成果について語ってもらう共に、全国的、歴史的な視点からその成果や意義についても考えるシンポジウムを開催する。

 日時 令和元年9月8日(日)
 時間 10時00分~16時00分
 場所 群馬県立女子大学 新館 第一講義室
    (群馬県佐波郡玉村町上之手1395-1・JR高崎線新町駅よりバス15分)
 日程 開会   10:10
    あいさつ 10:15
    講演1 織都桐生の近代化遺産30年(群馬県桐生市 萩原清史) 11:00
    講演2 三池炭鉱の近代化遺産30年(福岡県大牟田市 坂井義哉) 11:45
    講演3 下関市の近代化遺産30年(山口県下関市 高月鈴世) 12:30
    <昼食休憩> 13:30
    講演4 大阪・奈良の近代化遺産30年(大阪府柏原市 石田成年) 14:15
    講演5 横須賀基地の近代化遺産30年 (米国海軍横須賀基地 荒木良子) 15:00
    シンポジウム 「日本の近代化遺産30年」 16:00
     伊東孝(日本イコモス)+鈴木淳(東京大学)+北河大次郎(文化庁)
     司会 松浦利隆
 主催:群馬県立女子大学
 後援:日本イコモス、TICCIH JAPAN、全国近代化遺産活用連絡協議会、産業考古学会、上毛新聞社、群馬テレビ、FMぐんま、桐生市、長野原町、群馬県歴史散歩の会、群馬県地域文化研究協議会(予定)