2015年度全国大会(柏崎市)のご案内

2015年度全国大会実行委員会あいさつ

 柏崎市のイメージとしてまず浮かぶのは、原発のある町である。しかし、実際は近世から近代に至る、エネルギーを中心とした近代産業の町であった。そのはじまりから生成・発展、そして今日に至る流れを、遺構や資料、稼働中の天然ガス施設などからみることができる。
 近世から近代に至るエネルギー産業の推移を、地方都市である柏崎に焦点をあてることによって、大都市中心の研究ではみえてこない産業遺産の価値や魅力を、全国的な視点から探りたい。そうすることで、柏崎市の産業遺産にあらたな視座が与えられ、まちの活性化の一助になれば幸いである。みなさまのご参加を心からお待ちしています。

研究発表大会 10月24日(土)10:00~17:00 受付9:30

<会 場> 柏崎市立図書館(ソフィアセンター:0257-22-2928・JR柏崎駅より徒歩15分(車5分)循環バスあり

研究発表(第1部)10:00~12:30

・権上かおる/山崎範子/真鍋雅信/吉田喜一  東京台東区谷中細幅織物工場所有リボン現品調査
・小関栄助/横山孝男  江川三郎八の生い立ちと福島県内での業績
・大絵晃世 三原橋の歴史的・文化的価値
・萩原豊彦 新潟の石油輸送と信越本線(仮)  

シンポジウム 13:30~15:30

テーマ:「柏崎の産業遺産~価値と魅力を探る~」
コーディネーター :伊東孝氏(当学会会長/日本大学上席研究員)
パネリスト:田邊洋夫氏(JR鯨波駅名誉駅長)
      高橋深雪氏(柏崎市都市政策課)
      原田喬氏(当学会理事)
      外一名交渉中。

研究発表(第2部) 16:00~17:00

・寺沢安正 名古屋の都市づくりと火力発電所
・天野武弘 機械遺産の動態保存のガイドライン試案

大会参加費

会員2,000円、学生1,000円、会員外3,000円(柏崎市民は大会参加費が無料)
24日昼食1,000 円(弁当、お茶付)

懇親会 18:00~20:00 参加費 5,000円

<会 場> 「シーユース雷音」 (柏崎市西港町12-11、0257-22-5740) 

プレ見学会(定員20名、一般参加者も募集)
10月23日(金)12:00~17:00 JR柏崎駅前11:40集合

テーマ:産業道路としての北国街道見学

主な見学場所:宮川神社、椎谷地区、出雲崎石油記念館など(*昼食を済ませてお集まりください)
解説:高橋深雪氏(柏崎市都市政策課)

プレ見学会参加費

4,000 円(含資料・バス・保険代)

見学会(定員40名、一般参加者も募集)
10月25日(日)9:30~17:30JR柏崎駅前9:15集合

テーマ:道路と鉄道が繋ぐ近代化と産業の変遷

主な見学地:柏崎駅周辺石油関連遺産、柏崎市立博物館、萩ノ島の環状集落、米山地区・笠島地区の街道・鉄道遺産、解散は柏崎駅前
解説:高橋深雪氏(柏崎市都市政策課) 田邊洋夫氏(JR鯨波駅名誉駅長)

見学会参加費

6,000 円(含資料・昼食・バス・保険代)

申込み方法

参加を希望される方は、産業考古学会ニューズレター5号に同封の郵便振替用紙に必要事項を記入の上、期限までに振り込んで下さい。
会員外の方は、産業考古学会柏崎大会実行委員会(終了しました)にお問合せください。